親切の驚くべき5つの効果!
- 2021.01.12
- 健康
はじめまして、HIROKIです。
親切ってなにかいいことがあるのって思われるかもしれませんが、はっきり言うといいことずくめです。
令和の災害ともいわれるコロナ禍で心に余裕がない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回、親切がもたらす効果を紹介していきたいと思います。
1.自分自身も幸福を感じられる
カナダのブリティッシュ・コロンビア大学にて、632人に毎日何にお金を使ったのかを1か月間、記録してもらった実験では、買い物やランチから、慈善団体への寄付、他人へのプレゼントまでを記録してもらったところ、一番幸せを感じていたのは他人のためにお金を使った人たちだった、という結果があります。
他人を助けるとき、人とのつながりを強く求めていることもあり、そのつながりが幸福感を生むことがあります。
また、+αの効果として親切にした回数を数えることで、自尊心が高まるという結果も出ています。
2.心臓と血管が強くなる
親切にすることでオキシトシンというホルモンが分泌され、心臓や動脈にさまざまなプラスの効果をもたらします。
また、兄弟や友人、人間と動物との絆も深めることから絆のホルモンとも呼ばれています。
オキシトシンには心臓保護作用がありオキシトシンが作られるきっかけや行動にも、心臓保護作用があり親切も愛も人との絆や動物との絆もオキシトシンが作られます。
ここまでオキシトシンについて述べましたが、一体どのような効果があるのか?
オキシトシンは、動脈の内壁にある細胞を柔らかくし、血管を広げる作用があります。
つまり、血管が広がることで、動脈にさらに血液が流れて、心臓だけでなく各臓器により血液が運ばれることで、血圧が低下する。
なので、結果的には心臓発作の予防につながるということ。
田舎など近所付き合いが多いところで長寿の人が多いのもなんとなく納得できる気がします。
そこで、誰でもオキシトシンを増やせる6つの方法を紹介します。
1つ目は「高揚」を感じること。社会心理学者のジョナサン・ハイトは高揚について、「私たちが親切などの道徳的に美しい行為を目にしたときに感じるあたたかい気持ちのこと」と述べている。
今やYouTubeやFacebookなど、その他さまざまなSNSなどで感動する動画を見ただけでもオキシトシンを作ることはできる。
2つ目は、「人をなぐさめる」こと。
誰かをなぐさめる時、なぐさめた人にもなぐさめられた人にもオキシトシンが作られます。
3つ目は、「あたたかい気持ちのやり取りをする」こと。
どんな形であれ、あたたかい気持ちをやり取りするとオキシトシンが作られる。
4つ目は、「友人や愛する人を支える」こと。
オキシトシンは、困っている友人や愛する人を助けようとするときにも作られる。
5つ目は、「心で思う」こと。
愛する人のことや、親切や人とつながった経験、あたたかいやり取りの思い出をただ愛おしく思うだけで、オキシトシンは作られる。
6つ目は、「ハグをする」こと。
これら6つの方法を試すだけで、オキシトシンは作ることができます。
6つ目の「ハグをする」は同性同士ならまだしも異性とは難しいと思いますが、「あたたかい気持ちのやり取りをする」「友人や愛する人を支える」「心で思う」はまだ行いやすいと思うので是非とも試してみてください。
3.アンチエイジングになる
アンチエイジングというと老化防止のイメージがありますが、果たして親切とどのような関係があるのか疑問に思うかもしれません。
「遺伝子によって決まってる」、「生活背景によって変わってくる」と思われる方もいると思いますが、たしかにその影響はあるかと思います。
そこで、
7つの老化原因と親切が効くしくみについて説明していきたいと思います。
老化原因① 筋肉の衰えと退化
筋肉が衰えていくことはおそらく誰でもわかるように老化によってや筋肉を使わないことで衰えていきます。
ただし、筋トレとかをした時のように、筋肉は再生もします。
ただ細胞の減少スピードが再生スピードを上回ると老化として現れます。
効くしくみ
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームによると、幹細胞はオキシトシンが十分にないと筋細胞に分化しないことを発見した。
つまり、オキシトシンが足りないと、筋肉は再生されず、弱体化して老化が進むということ。
老化原因② 迷走神経の活動低下
迷走神経とは、体の中で複雑に広がっている脳神経のことで、多くの器官に影響を与えている。
迷走神経が活動している時というのは、体の「休息・消化・再生」モードとなり、食べ物を消化して栄養とエネルギーを得て、損傷があったところで再生を促す状態のこと。
一般的には、子どもの時に活発に活動し、年齢とともにその活動は少しずつ低下していきます。
効くしくみ
シカゴのイリノイ大学のスティーブン・ポージェス教授の発見した、迷走神経と社会関係・対人関係の間でのつながりは、「多重迷走神経理論」として広く知られている。
その研究では、子どもたちに、事故でケガした他の子どもたちを撮ったビデオを見せ、その反応を観察したものである。
その後、そのケガをした子どもたちに宿題を届けるという機会を与えると、迷走神経の活動が高かった子どもたちは自発的に応じようとした。
結果として、迷走神経の活動性が高いと思いやりと親切の傾向が高くなり、活動性が低いと思いやりと親切の傾向が低くなった。
ちなみに瞑想をすることでも、迷走神経を活性化できるそうです。
「瞑想」だけにすごいですね。同じように思った人もいたのではないでしょうか...(笑)
老化原因③ 慢性的な炎症
炎症とは、切り傷などのケガに対する体の反応で、傷ついた場所に血液や酸素、栄養分を集めて傷を癒すのを助ける、命を守るための免疫系の反応です。
ただ慢性的な炎症には問題があります。イメージとしては、台所で栓をしているシンクを想像してみてください。ほったらかしにしておくと蛇口からあふれた水が床にこぼれてぐちゃぐちゃになってしまいます。
慢性的な炎症が、例えば心臓や動脈、脳や皮膚などあらゆる臓器にダメージを与える可能性があります。
効くしくみ
結論からいうと、「瞑想」が効果的です。
また「瞑想」かよ!って思われるかもしれませんがその効果は高く、ニューヨーク州のホフストラ大学ホフストラノースウェル医学大学院の神経外科教授で、ファインスタイン医学研究所所長のケビン・J・トレイシーは、2002年、迷走神経が炎症に対する「第一のブレーキ」として働く「炎症反射」というしくみを発見した。
老化原因④ 酸化ストレスの発生
酸化ストレスについて簡単に説明すると、O2(酸素)がなんらかのストレスでバラバラになり、1つのO(フリーラジカル)になり、そのOが再びくっつくことで酸化ストレスとなること。
その「フリーラジカル」がたくさん増えることで、動脈や脳などにキズをつけてしまう原因となる。
効くしくみ
「エクスペリメンタル・ダーマトロジー(実験皮膚科学)」誌にこのような研究結果がある。
研究者は皮膚細胞のうち、表皮の90%を占めるケラチノサイト(角化細胞)と、コラーゲンを作る線維芽細胞を調べた。その結果、オキシトシンの濃度が上がると、ケラチノサイトと線維芽細胞のなかのフリーラジカルが減少することがわかった。
つまり、オキシトシンが少ないとフリーラジカルが増えるということになる。
老化原因⑤ 一酸化窒素(NO)の減少
一酸化窒素は「奇跡の分子」と呼ばれており、「健康な血圧を保つ」、「血液循環を健全に保つ」、「血液や栄養分を筋肉・皮膚・心臓・肺・脳に届くようにする」、「筋肉に酸素を運び、エネルギーと耐久力を生む」、「血管を再生し、感染症と戦い、代謝を健全に保つ」、「消化管での栄養分の吸収を助ける」、「記憶力と集中力を保つ」など、さまざまな効果が得られる。
効くしくみ
運動をすることでNO濃度を上げるのも効果的。
食べ物では、豆類、コリアンダー、スイカ、クルミ、ピスタチオ、カカオ成分の含有率が高いチョコレート、ザクロ、ホウレンソウ、ケール、玄米、ビーツ、ニンニク、サケなどに含まれている。
いろいろあるが「チョコレート」であれば、手に入れやすいのではないだろうか。
またここでも「瞑想」が効果的。ある研究ではたった20分でNO濃度が上がったという報告もある。
「いろんなところで瞑想が出るけどなんかすげぇ」って気がします。
老化原因⑥ テロメアの短縮
テロメアはDNAの末端部分で、細胞が分裂するときにDNAがほぐれないようにとどめているもの。
つまり、テロメアの摩耗を防ぐことが、遺伝子レベルでの強力なアンチエイジングになる。
効くしくみ
じゃあ「テロメアを短くしなければいい」っていうシンプルなことなのか。
まずテロメアが短くなる原因にはなにがあるのかというと、「ストレス」、「食事」、「生活習慣」、「人やものの受けとめ方」、「行動」によるものがある。
いくつかの研究では、ストレスのある人たちはテロメアが短い傾向にある。
今までの話を思い返すと、親切を行うと、多くのストレスを遠ざけてくれる。
そう考えると、「テロメア」の長さにも影響を与えるといえる。
老化原因⑦ 免疫老化
生きているといろいろなことが今までよりできなくなってくることがあります。
それは免疫においても同じです。
免疫系は感染や病気から守ってくれますが、年齢とともに衰えていきます。
高齢者の病気が多いのはイメージしやすいのではないでしょうか。
効くしくみ
免疫系を活性化させる「マザー・テレサ効果」とは。
ハーバード大学で行われた有名な研究では、マザー・テレサが親切な行動をする50分間のビデオを132人の学生に見せたものがある。ビデオを見た学生たちは高揚を感じた。
その後、学生たちの唾液から、分泌型免疫グロブリンAの量を調べると、分泌型免疫グロブリンAが大幅に増えた。
またその1時間後もその量は多かった。
4.よりよい人間関係を得られる
一番親切な人が生き残る「適者生存」の法則というものがある。
親切は集団のメンバーとのあいだに強い絆を作り、集団を強くする。この強さが生き残りを左右する。
「大事なのは、ほんの、ほんの小さなこと」
カップルが長続きする「5対1」の魔法の比率
ワシントン大学の心理学の名誉教授、ジョン・ゴットによると、
カップルの会話をほんの短時間で短時間調べただけで、2人の関係が長続きするかを予測することができる。
それは、「2人のあいだで、ネガティブな言動1回に対して、ポジティブな言動が5回あれば、2人の関係は長続きする可能性が高い」というもの。
「親切は感謝を生み、感謝は親切を生む」
恋愛関係でも友人関係でも、相手に感謝するとその関係のありがたさに気づくものです。
5.親切の連鎖が生まれる
「1つの親切がプラスの連鎖を引き起こす」
親切な行動はそれを目撃した人の気分を高め、別の人にもその親切を伝えようという気にさせ、ほかの人たちの気分まで高めていく。
これらは、「波及効果」や「ドミノ効果」と呼ばれている。
親切な行動を見せたり、何らかの形で愛や親切を表現したりするだけで、赤ちゃんも含めた子供の行動には影響が出るのだ。
まとめ
ここまで読んでいただいたあなたへ
「ありがとうございます」
「あなたはとても親切な人です」
上手な文章ではありませんが、読んでくれる人がいることに感謝しています。
毎日の生活でなかなか周りに気を配ることも大変ではあるけれど、
親切の輪が広がって少しでも世の中がよくなっていけばうれしいです。
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